ベルキー、最後の2日間 [ベルキー]
なんだか心にぽっかりと穴があいてしまったような私たちです。
10年近く一緒に暮らした日々の重さは、計りしれません。
ベルキーの記録として、記事を書きます。
8月26日(金曜日) 午後3時にレオ先生へ
ベルキーの胸骨よりほんの少し上に直径5cmほどの皮膚の欠落、その傷(当初、
伏せの姿勢でしか寝ることができなくなっているから、床ずれかと思っていた)が
なかなか乾かず、この日初めて、それまでの点滴がうまく吸収されていなかった
ことがわかりました。
背中にしていた点滴が胸のところと左手にたまっていたため、皮膚がうっ血して
陥没しました。
左手のむくみもその点滴のせいだということが分かり、点滴を200mlから100ml
にしましょう・・・ということで、結局、26日には、点滴はせず、傷口の処置だけ
していただいて、おしまい。
先生から、「これだけの傷口なので、熱が出るかもしれません」と言われました。
でも傷口は、本当に痛々しそうで、見ていてかわいそうでした。
その後、土砂降りの雨がほんの少し小やみになったころ、ゴン太君のおうちに
寄らせてもらいました。
モモ宙ママさんも「ベルちゃんが少しでも食べられるように…」とプリンを持って
いらっしゃって、ベルキーは、すっかり慣れたゴン太君のお宅で2時間ほど
ぐっすり寝ていました。
この日の夜は、YUIのフィアンセもベルキーのお見舞いに来てくれ、久しぶりに
弱々しかったけれど、尻尾を振り、うれしそうにしていました。
夜もそんなにつらそうではなく寝ていました。
8月27日土曜日 午前6時ごろ、階段下で2階を見上げ、上がりたそうにしていましたが、
後ろ足にあまり力が入らないため、「後にしようね」と2階に上がるのは、断念。
その後、朝ごはんにa/d缶に鶏レバーの小さく切ったものを混ぜ、1缶食べました。
体は、やはり少しだるそうな感じだったけれど、みんなでそろって、ベルキーのお誕生日会を
したneo parkへお昼ご飯を食べにお出かけし、午後1時に帰宅。
その後は、ずっとうちで休憩。
午後4時過ぎ、ゴン太君と母さん&父さんがお見舞いに寄ってくれて、ベルキーはにこにこ。
そして、庭まで送りに出て、ずっとゴン太母さんをいつまでも見送っていました。
午後5時過ぎ、トム君ママさんがお見舞いに来てくださり、やはり庭まで出ました。
そして、ゆら君のママさんも来てくださって、頑張って庭まで出ました。
午後6時過ぎ、a/d缶を必死で食べました。
午後7時ごろ、その日ミドリヤマでは、夏祭りが行われていて、花火と
太鼓の音がもともと大きな音が苦手なベルキーには、かわいそうでした。
そのころから熱が出始めました。
最後の最後まで、自分の足で外に出て、トイレも済ませ、ご飯を食べて
くれようとしていたし、私たち家族もまだベルキーがもう少し頑張れるものと
思っていましたが、今になり、その時の写真を見返すと、辛そうな様子が
伝わってきます。
2か月ほど、睡眠も十分にとれず、体力も落ちて来て、ベルキーの限界に
きていたのでしょう。
私たち家族には、もったいないくらいいい子だったベルキー。
家族もそれぞれ、私が一日、ベルパパが一日、YUIが2日仕事を休んだだけで
家族に負担をかけまいとしたベルキーの思いが伝わってくるようです。
今頃、空の上で毎日ゆっくりぐっすり寝たり、大好きなスイミングやボール遊びを
していることでしょう。
2日前、7月31日に撮ってもらったホタパパさんからの写真が届きました。
私たちの宝物ベルキーのしっかりと生きたあかしの一枚です。
辛く、悲しいですね。
本当に胸にぽっかり穴が空いた気持ちってあるんですよね。
でも、ベルちゃんのこと大切な存在だからそんな風な気持ちになってしまうのは当然のことですよね。
今は思い切り泣いて、悲しんでいいのだと思います。悲しみを我慢したり、抑えたりせずに…。
雷が鳴るとベルキーちゃん大丈夫かな、怖がっていないかな?と
いつも思ってしまいます。
by こころママ (2011-09-02 19:37)